「工務店の選び方、進め方」もいよいよ最後の章になりました。
最後のステップ8では、本契約締結後から完成引渡しの間にやるべきことをまとめています。
家の完成までに行っておきたいことは意外と重要で、主にはご自身の目で様々な箇所を確認する「現場見学」を行い、施工不良や発注ミス・取付ミスを指摘すること。あるいは職人さんたちと「コミュニケーション」を取って仲良くなり、人情的に手抜きや雑な施工をしないように進めていただくことです。
ご契約を結ぶまでに様々なお勉強や比較、理想の間取りや建具の選択、価格やオプションの交渉など、これまでのあなたの努力も最後の最後に家を建てて下さる大工や専門業者が手抜き工事をしてしまったら水の泡。完成まで後少し気を抜かず対処すべきことはしっかりやることで家の出来栄え、建具や建て付け方法のミスに気づいて指摘し、理想通りに修正してもらうことが可能です。
とはいえ、実際にお家を建ててくれる職人さんは、それぞれ施工箇所のプロフェッショナルであり沢山の専門業者がひっきりなしに工事に来ることになります。
現場見学をするにあたり何度も何度も見に行っては、現場作業に支障が出たり、邪魔になったり、怪我をさせては大変と作業中断を強いたりしてしまいがち。職人さんたちにも納期がありますからできるだけ少ない見学回数で目視確認や指摘、あるいはコミュニケーションを取っていくことが大切です。
このページでは着工から上棟(中間検査)、竣工からお引き渡しまで、どのタイミングで現場見学に行くか、見学に行った際はどのような箇所を見るべきか、お引き渡しまでにチェックしたい箇所などを執筆しています。事前にやるべきことを知っておくことで、スムーズかつミスや遅滞なく建築が進行してゆくこと繋がります。
そして、自分達の思い描いていた建物と違ったり、設計ミスや伝達ミスなど様々な問題が浮上してくるのもココからです。
あなたの大切なマイホームを作り、
本当に最後の最後
もう一踏ん張りお願いいたします。
現場見学と大工や職人とのコミュニケーションは必須
一生に一度の家づくり、本契約を締結したらまず建築確認申請を行います。建築確認申請が受理されればいよいよ着工となります。ここで1つ覚えておいてほしいのは、現場作業をする大工や職人さんたちと顔を合わせ、親密な関係を築くことは双方にとって非常にメリットがあるということ。
それは何故かというと、まずは家の大部分の建築を担う大工さんを例に説明します。
大工さんは、契約工務店から発注された建築工事を担当し、工務店と大工の関係にもよりますが、仕事を回す工務店の方が立場が上、仕事をもらう大工の方が立場が下という上下関係があることが一般的。
その大工さんは、発注元からの横柄な態度や厳しい工事スケジュールや発注額によって不満を抱いていることもよく聞く話です。そんな中で建てられる家は果たして丁寧な仕事がしてもらえるでしょうか。中小工務店であれば、その工務店に所属する大工さんが建てることもありますが、少し大きな工務店になりますと、やはり下請けに仕事を回すことが定石です。
全国工務店の中には真心込めて細部に到るまで徹底的に親切丁寧な仕事をし、1戸1戸仕上げる工務店もあれば、下請けに丸投げの工務店もあります。大半は下請けの大工に発注するということ、そして残念ながら下請けが高いモチベーションを持って仕事をしている訳ではないことを留意しておきましょう。
では、どうすれば大工さんのモチベーションを底上げすることができるのでしょうか。
それは、「会話と差入れとご祝儀」の3つしかありません。
コミュニケーションのとりかた
発注元となる工務店と、下請けとなる大工との関係がどうであれ、あなた(施主)と大工の関係が良好であれば、手抜き工事や雑な工事を心情的に避けることは可能です。そのためのコミュニケーションを行っていただきたいのです。
コミュニケーションを取るとは、現場見学の際に大工や職人さんにお声がけをすること。
例えば
「家族みんなが完成するのを楽しみにしています」
「暑い(寒い)中、いつもありがとう御座います」
「丁寧な仕事をしてくださって、とても嬉しいです」
このような、ねぎらう気持ちを言葉にしてお伝えして下さい。
施主が現場に顔を出し、そのたびに「ご苦労様です」「いつもありがとうございます」とねぎらいの言葉をかけるだけで、多少の会話も生まれ、大工さんの意識はまったく違うものに変化していきます。またこの現場見学の際には、差入れとしてお茶やコーヒーなどの飲み物を持参してねぎらうことも効果的です。
見学に行く時間は、午前10時または午後3時にして下さい。
現場の休憩時間は10時、12時、15時です。お昼休憩以外の時間帯に冷えた飲み物をいただけるというのはとてもありがたいことです。
SNSでは、こういった差し入れを貰った大工さんが大変喜んでいる様子がわかります。
逆をいえば現場見学に来なかったり、コミュニケーションが不足していると、大工さんからすれば、どんな人がその家で暮らすのか、お客様の顔をほとんど目にすることもなく、家作りをしていることになってしまいます。
きちんと気遣いやコミュニケーションが取れていれば、大工さん達はこう思ってくださることでしょう。
「良い家を作って、あのご家族に喜んでもらおう」
「この子ども部屋で、あの子が暮らしていくのだな。気に入って欲しい」
「あのご家族からクレームがあがらないように、細かい所だけど入念に仕上げておこう」
今まさに作っているその家で暮らしていくご家族を身近に感じ、喜んでもらえるように尽くしたいという気持ちに自然となってくるものです。
これは施主にとっても、大工さんにとってもメリットばかり。
実際に家づくりが始まったら、ぜひ現場の大工さんとのコミュニケーションも楽しみながら進めるようなイメージを持っておいて下さい。
そして、
「あの大工さん達が作ってくれたのだから」
と思える家に住むことがご家族の満足感に繋がり、幸せな気持ちで暮らしていくことができると言っても良いと想います。
ご祝儀の渡し方
また、現金な話になってしまいますが「お祝儀を用意する」という方法も現場のモチベーションを高める大きな要因です。率直に申し上げるとご祝儀は一番嬉しいですから。
ただし、ご祝儀は下記に記載する「上棟式」でお渡しするのが一般的なのですが、上棟式の時にはあらかた大工の仕事は終わりに近い時。もしご祝儀を包む気持ちがあるのでしたら早い段階で一度顔合わせの機会をセッティングしてもらいましょう。
ご祝儀を渡す時は直接親方に手渡しで、ご祝儀相場の1万円〜3万円程度をお渡し下さい。
「一生に一度のマイホーム建築なので、何卒よろしくお願いいたします」とお伝えするところからコミュニケーションをスタートさせれば、手抜き工事や雑な工事は心情的に行えないはずです。ご祝儀は義務ではありませんし、包む方は少ないです。だからこそ余計に響きます。
最近は現場見学も行わない施主様も増えましたので、大工さんとのコミュニケーション不足が問題視されている現状もございます。ぜひあなたは大工さんとの信頼関係を築きならが家づくりを進めることを意識してみて下さい。家づくりにおいて、これらをやって後悔するようなことはありません。
建築現場の見学時期とチェックポイント
それでは建築現場に足を運ぶタイミングとは、どの段階なのでしょう。
また、現場見学に行った際にはどの点を気をつけてチェックしていくべきなのかを書いておきます。
結論としては、下記に記載する計5回の見学(内覧含む)は最低限行って頂くと良いです。
お家は内側や外側から見える部分だけでなく、基礎や柱や筋交いや接合部分といった建物の耐久性や耐震性にかかわる重要な躯体部分をはじめ、断熱性や気密性や省エネ性を高める住宅性能は、完成してからは目視で確認することは困難になります。ミスがあったとしても後から確認する術も少なければ、改修には大きなコストが発生してしまうことにも繋がります。
現場の大工さんや各専門の職人さんとコミュニケーションは取りつつも、見るべきポイントをしっかりと抑えた上で見学し、気になることや予定通りでないと感じたことは都度確認しながら進行した方がよろしいです。
間違っていたり、雑な部分、悪い部分も蓋をされてしまっては指摘することも出来ません。
家が完成するその時まで、油断せずにもう一踏ん張りして下さいますようお願いします。
着工時のチェックポイント
着工すると早速専門の業者たちが工事日程に合わせて現場入りします。
主な工事内容は土工・コンクリート工事、水道施設工事、足場設置になります。まずは正確な位置出しとそれに沿った掘り出し作業、鉄筋組みを行ったら配筋検査を受けます。検査をクリアすると型枠を打ち付けて耐圧盤(平面)と立上り基礎の2回コンクリートを流し込みコンクリートが固まるのを待ちます。強度試験を行ってコンクリートに十分な強度を確認出来次第、水道工事と足場設置業者が作業を行います。
チェックポイント
基礎部分は家そのものの土台となり強度が求められる大切な工事。配筋やコンクリートには強度検査があるため、施主サイドが特に入念に目を光らせることはありませんが、強いて言えば「生コン屋」(コンクリートのタンクローリー)からポンプを使って流し込んでいるか、とコンクリートに巣(気泡)が出来すぎていないか、くらいでしょう。ポンプを使用していれば、水とコンクリートの配分が均等になります。コンクリートに含まれる気泡はバイブレーションによる振動を加えることで抜くことが出来ますが、何も行っていないと気泡が多くなりがちです。脱枠の際に気泡が多ければ上塗りして気泡を埋めることは出来ますが、できれば元から気泡がない方が見栄えも強度も良いです。
上棟(中間検査)
鉄筋・コンクリート・上下水道・足場が完成すると、次は木材や鉄筋を使ってとうとう上棟工事が行われます。上棟工事とは建物の柱を組み上げ、強度を出すための筋交い、屋根の骨組みなどの躯体工事のことを指し、家の骨格が具現化してゆきます。各階それぞれに断熱材を敷き込み床合板も貼っていきます。躯体工事を終えると構造体検査がなされ、家の強度に問題がないか検査が入ります。検査を通過しますと、希望によって上棟立会いが行われ、建物内から実際の空間を体感するとともに、組み上げられた構造体・電気関係・給排水関係の説明、設備の取り付け場所の最終確認などが行われます。
チェックポイント
可能ならば上棟立会い会の前にも一度現場見学に訪れると良いです。この時にチェックするべきポイントは木材と木材を接合する金具。取り付け忘れやボルトの閉め忘れ、緩みなどが後々大きな問題を引き起こしかねません。大工さんとご一緒に金具に関しては入念に確認しておきましょう。上棟立会いでは、コンセントや証明のスイッチの場所などに間違いがないか今一度ご確認下さい。上棟がひと段落した時に1回、上棟し終えた立会い会にて1回の計2回は見学しておくと良いです。
外観・内装工事
上棟を終えると、壁と壁紙貼り・電気工事・各設備・建具(ドアや窓枠)の取付けなど様々な内装工事が始まります。同時にお家の外では屋根の敷き込み・外壁の工事も始まります。希望した設備や装飾などの一切が間違いなく取付け工事されているか確認しましょう。工務店とのお打ち合わせで選択した非常に数多くの建具や設備が搬入され取付されていきます。みるみるうちに家が完成されていく工程になり心踊ります。この時、長い期間雨や台風が続いてしまうと、木材や建具が濡れたり湿気で痛んでしまう場合があります。きちんと管理されているかどうかにも目を配らせたいところ。
チェックポイント
内装工事の中でも、断熱性能と気密性能に関しての施工はぜひ見学しておくと良いです。断熱材の敷き詰めや気密施工は壁内部のため、一度石膏ボードが取り付けられた後では目にすることは出来ません。現場監督または工務店に断熱施工と気密施工の現場を見学したいと申し出てスケジュールを確認し見学予約しておくと良いです。また、断熱や気密工事は現場職人の施工丁寧度が大きく性能を左右する部分ですから、契約工務店に「しっかりと丁寧に施工するように周知して下さい」とお願いしておくのも手です。
内装工事では希望した設備とは違う商品が取り付けられたりするミスも発生します。仕様や設備に発注ミスなどがないかしっかりとチェックしましょう。
完成内覧会(完成検査)
着工からおよそ4ヶ月程で外観・内装もついに完成します。
修正対応して頂くのは目に見える部分で言えば「これが最後の確認」になると思って取り組んだ方が良いです。建物が完成すると、修正箇所や建て付けが悪く無いか、設備の動作確認などを1軒丸ごと行います。その議事録を元に指摘箇所を修正し終えると、いよいよ鍵を受け取り引き渡しとなります。引き渡しの際には工事や修正を含む全て完了したことに合意する書面にサインをすることになります。以降に付いたキズや不具合などは、引き渡し後に発生したものと見なされる可能性が高いため、細かなキズや少しの隙間、角度、汚れなども指摘するのが良いです。全ての開口部の開け閉め、ドアストッパー、網戸、スイッチやコンセントなどありとあらゆる建具・設備の動作確認をお願いします。
特にほころびが出やすい場所としては、ステップ④のモデルハウスで見るべきポイントで解説した「角を見る」ことが大切です。
よく、この完成内覧会だけ参加するお施主様がおられますが、ここで見られるのはあくまでも目に見える外面の部分のみとなります。内部構造や内部仕様についての確認は、しっかりと上記工程段階で見学するようにして下さい。
チェックポイント
家づくりを完了してからとてもストレスを抱えることに繋がる住宅メーカーの修正対応。キズや不具合は完成内覧会を経て引き渡し前に発生したものか、引き渡し後のものかラインを引きをします。引き渡し前のキズや不具合は徹底的に洗い出して紛争点を無くするよう尽力して下さい。流石に後から付けたキズの1つ1つを無償で直してはくれません。1つのご家族だけでは限られた時間の中で見落としがあることも多く、親族に大工や職人さんがいる場合や、いなくとも親御さんたちに同席をお願いし、可能ならば3人〜5人程度で徹底的に確認するという方法も賢いです。特にお子様が小さい場合は、大人1人がまともに機能しませんのでご注意下さい。
引き渡し後の不具合について
基本的には、引き渡しを受ける前に全ての不具合を修正してもらうことが重要だと記載しましたが、実際にお引越しをして住み始めると、所々に軽微な不具合が発生することがあります。特に木造住宅の場合、木材は伸縮しますゆえ多少のズレ・歪みが生じます。これは木材の性質上いたしかたないことで、その伸縮性、柔軟性があるからこそ地震や台風にも耐えうることが出来ます。丁寧に工事をし、構造上の問題もなく建てられた住宅であっても、大小さまざまな問題は生じてしまう可能性があることを予め理解しておいた方が精神衛生上、気が楽です。
とはいえ、家が傾いてしまったり簡単に雨漏りするような致命的な問題はまず起こらないでしょう。あったとしても、それは瑕疵担保責任で保護され法律上10年間は住宅メーカーに保証義務があるのです。
上記のような重大な瑕疵よりも、引き渡し後に発生した些細な不具合などを、ご契約工務店はどこまで無償で点検・修正してくれるかを確認しましょう。
本契約の際に保証やアフターサポートに関してはしっかりと確認するようお願いしましたが、実際どのような契約なのか、今一度「工事請負契約約款」を読み返しておくと良いでしょう。工務店によっては、お引き渡しから1年後と3年後に定期点検が入るような契約になっていることも多く、こちらから連絡しなくとも定期点検に来てくださるのはとても安心できます。
一方で、ローコスト住宅などにありがちな引き渡し後は定期点検を実施しなかったり、不具合があり連絡してもなかなか修正対応をしないなど様々なトラブルも散見されます。そもそもローコスト住宅の場合は、価格が安いかわりにアフターサービス内容が少ないなどの条件を基に価格設定されているものなので、定期点検や軽微な修繕は自身で行うことを前提とし契約している部分もありますから及第点と言わざるを得ないかもしれません。
引き渡し後の保証やアフターサービスは、工務店によって千差万別です。
このあたりも比較した上であなたは工務店と契約しているものと思料しますので、詳しい内容については直接工務店にお聞きするか、ご契約済みの方は工事請負契約約款を確認しておきましょう。地元の工務店の場合は、その地域の信用で成り立っているものですから、傾向としては点検や修繕には積極的に動いて下さいます。
保証やアフターサービスに関しては、当サイトの工務店詳細ページで調査していますから、是非そちらで詳しく見てみて下さい。
また、建築中に現場仕事をしてくれていた大工さんや職人さんたちとコミュニケーションを積極的に取り、信頼関係を築いておくことでちょっとした不具合が生じた時や、もし増改築やリフォームしたくなった時など頼れる存在となってくれることもあるでしょう。お家は建てた後も適宜メンテナンスが必要になってきます。
そういった観点からも、みんなの工務店リサーチでは現場を担当してくださった大工さんや職人さんとは仲良く、お名刺の一枚でもいただいておくことを推奨しております。
着工から竣工(完成)、そして引き渡しまでにやるべきことまとめ
いいお家を丁寧に建てて下さる大工さんへの感謝と気遣いの精神を忘れず、こちら側からお近づきになろうとする姿勢で見学・お声がけを積極的に行っていただくと、建築中も入居後もお互いに気持ちが良いと想います。
現場工事を行っている職人さんたちは、あくまでも工務店と契約をしている業者。いくらあなたと仲良くなったとしても、その場で臨機応変には対応して下さらないことも多いです。何故なら、工務店との契約(図面や指示書)通りに動かねばならないからです。モチベーションの低いままの状態で工事を進められると、現場での疑問や指摘も「面倒だ、指示にないから流そう…」と思われかねません。些細な疑問や指摘でも「工務店に確認してすぐ対応する」と思っていただけるような人間関係が必要です。
建築現場が現在のご自宅や会社帰りに寄れるような場所ならば、上記に記載した5回の見学だけでなく、もっと回数を増やして交流を深めても良いでしょう。あなたが企画住宅でなく、自由設計の注文住宅を建てているのなら尚更です。
そして、コミュニケーションを深めるばかりでなく、きっちりと見るべきポイントは確認して、気になることはその場で解決していきましょう。
- 上棟後の金具の取付け忘れ・緩みなど
- 断熱材の施工・気密施工の見学(*要スケジュール確認)
- 設備の発注ミスや取付ミス
- 引き渡し前の一切のキズや不具合指摘
最低でも上でまとめた箇所は入念に見ておくことを強くオススメします。可能ならば、現場にいる職人さん(責任者や親方)と一緒に、簡単な解説をしてもらいながら確認していくとよろしいです。
あとがき
はい、ここまでが当サイト「みんなの工務店リサーチ」がオススメする「得する!家の建て方・進め方」でした。
ステップ1〜8までの手順を間違えずに行っていただいた場合は、住宅性能も良く、お得に、首尾よく夢のマイホーム建築が進行したのではないでしょうか。
当サイト運営者は、これまでに住宅販売のお仕事や、賃貸住宅の仲介などの不動産業をはじめ、大工や鳶職人、内装屋に塗装屋、引越し屋のアルバイトまで、住宅の現場仕事に精通した5人の人間で運営されています。内4人が注文住宅を建て、過去の経験から非常に満足度の高い住宅を、きっちりディスカウントをして取得しています。
しかし、不動産業界や職人の経歴を生かして建てた家でも、少なからず不安だったこと、不満に感じていることはございます。
家づくりは人生において、そうそう何度も経験ができないことです。住宅業界に十数年身をおいていてもなお、「完璧だ!」とは言えない、とても難しい基礎知識や専門知識が必要で、何でもかんでも施主様がお一人で勉強するのは現実的ではありません。また、不動産業界は需給に応じて価格や材質が変化してゆくものですから、「高く売れるなら高く売る」「なんなら定価よりも高く売る」ということがまかり通ってしまう業態です。
不動産購入や家づくりにおいて
「無知は損をする」と再三お伝えしております。
できうる限りボッタクリを回避する方法と、ひいては安く契約する方法。そして、住宅の価値である住宅性能と満足できる設備一式、そしてこだわりの理想条件を盛り込んだ家を手にするため、できるだけ家づくり経験がない方でも理解しやすいように執筆したつもりです。
ぜひご活用いただき、ご家族全員が幸せな時間を過ごせる素敵な家づくりを行って下さい!
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